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2006/12/11

水の結晶・・・水晶

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 水晶は、かつて水が結晶して石になったものだと信じられていた。

 その透明度は、本物の「水晶玉」を見ると分かる。ガラスで作られたにせ物と比べると、その艶っぽさが異なる。ミュージアムガラスなどのような無機質で極端な透明度ではなく、しっとりとしている。

 知り合いが小さな水晶玉を買ったといって10年位前見せてくれた。たったの3cmでも10万円以上したという。球形に磨かれて仕上げられたそれは、まさしく水晶に違いなかった。それはまさに水が結晶したと言われても疑い得ないほどしとやかな透明度だった。

 昔から、石が好きだった。

 小学校の頃だった。授業が終わるとまっすぐ家に帰らなくてはいけないのだが、私は自宅とは反対方向に向かっていた。そこは面識もない一軒の家の庭で、そこからは「水晶」が出ると、クラスで評判だったのだ。勝手に庭に入りこんで、友達と一緒にザクザクとしたそのお家の庭を無断で掘り返した(笑)

 でも、その家のおばちゃんはたまに庭に出て来たが、なんにも言わないで小学生の不法侵入を許してくれていた。今思い出すと冷や汗が出るが、そんなふうに子ども達のワガママを許してくれる時代だった。そこに埋もれていた水晶はかつての日、その家の誰かがどこからか取ってきて庭に捨てたものだった。それを私たち小学生が再発掘していたのだと、今になって思う。

 その後私は、その水晶の原産地と思われる近所の土砂取り場に通うことになった。そこは石英閃緑岩といういわゆる「御影石」の仲間が風化して砂となり、埋め立てや工業用に土砂の採取が行われていた場所だった。

 とある日、そこに友人の小学生達と行った私は「煙水晶」を見つけた。それは「晶洞」という、水晶ができた部屋が割れ、その中に生えていた水晶が辺りに散らばったものだった。夢中になってその水晶を集めた。普通の水晶は透明だが、煙水晶は放射線の影響もあって霞がかかったように黒く煙っている美しい水晶だった。

 水晶(石英)は、「六方晶系」という結晶系なので、断面は全ての角が120度の六角形である。

 水晶は二酸化珪素でできていて、六角形に結晶すると「水晶」と呼ばれるが、元々は「石英」という鉱物である。石英は本来白濁していることが多い。結晶できた石英だけが、初めて純粋な透明になって「水晶」と呼ばれる。

 科学的ではないが、透明な水晶は未知の魔力を持っているような気が、しないでもない・・・(^^;)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1、分 類:珪酸鉱物
2、鉱物名:水晶
3、フリガナ :すいしょう
4、別 名:水精。→石英(Quartz)。煙水晶・黄水晶・黒水晶(微紛状の硫化鉱物や炭素)・紫水晶(Fe2O3)・草入り水晶(緑簾石)・泡入り水晶(液体またはガス体)
5、英 名:Rock Crystal
6、産 状:花崗岩地方のペグマタイト中または石英脈中。時に火山岩中あるいは堆積岩中に石英だけの脈を作り、また金属鉱床中に産することもある。
7、特 徴:六角柱状。柱面は120度(実角)で交わり、柱面には常に水平な条線。劈開なく、貝殻状断口を示す。ガラス・脂肪光沢。→石英。
8、類似岩:
9、色  :無色・白・紅・紫・黒・黄・灰
10、硬 度:7
11、比 重:2.65(2.5~2.8)
12、結晶系:六方晶系
13、化学式:SiO2

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 その時ひろった何個かの水晶は、家の中のどこかに、まだ転がっているに違いない。

 
 ※画像出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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コメント

どんな人かやっていたのか知らないが

 オオジャコガイを加工する工場(私の勝手な 思い込み)を発見した。海岸である。別に建物があるわけではない。オオジャコガイを加工したような破片が、たくさんある海岸である。

 本当のオオジャコガイ貝斧は1個であった。それも、未完成品である。これは、宮古島の博物館長に鑑定してもらったから確かだ。

 貝斧とは、よくわからないものだ。東南アジア系の遺物である。たしか宮古島以南しか でてこない。宗教に関係するのか、斧として使うのか(どうもそうは思えない)判らないのである。

 私の想像は拡がる。完成した貝斧はそこから、持って行かれた。色々な遺跡で出土する。(これは確か)
 私が見つけたその海岸は製造工場であり、完成品は置いていない。そして、工場といっても、建物はないのである。

 水晶も硬いですねえ。オオジャコガイの堅さは ダイアモンドの8割というが、それは、そのように某博物館に書かれていただけで 本当であるのか 確認していない。

 オオジャコガイで作った白の碁石はないわけでもないが、ワシントン条約違反であり、割れることがあるので、やはり碁石の白は メキシコの大きなハマグリで作るのが一番である。

  

投稿: Ichiro | 2006/12/11 12:45

訂正

 オオジャコガイの堅さは は オオジャコガイの化石の堅さは

 に訂正いたします。

投稿: Ichiro | 2006/12/11 12:47

あたしは琥珀が好きです。

なんかゴミとか混ざってるとワクワクしちゃう。

色も美味しそうだし(笑)

投稿: ちろる | 2006/12/11 17:33

○Ichiroさん

オオジャコガイとは如何にもIchiroらしい話題ですね(^^)
貝斧は、れっきとした文化財でしょうか。いったい何を掘る?あるいは切ったり削ったりするのに使ったんでしょう? やはり農工具だったのでしょうか?

○ちろるさん

琥珀、私も好きです。飴色で温かいです。ゴミや虫が混ざってるのも嬉しいです。元は松ヤニなんですってね(^^) 

「琥珀」の温かさもそうですが、一方の「水晶」っていう冷たさと透明感は、子ども達に触らせてあげたいです。あの結晶に触れたら、一度で虜(とりこ)になると思います。

どうして最近の教育は、子ども達の心をドキドキさせることをしないんだろうって・・・!。ホントに悲しくなります。子ども達の心って、いろんな刺激で、泣いたり笑ったり、ドキドキしないと、生き生きと動かないって思うんです。琥珀のきれいさとか、水晶という結晶の礼儀正しさとか・・・そんな驚きを知らない子ども達はこれからどう育っていくんでしょう。

投稿: イチロ | 2006/12/11 18:03

ぼくの小学校の担任の先生はね、
ぼくたちが集中できないでいるときは、
授業をやめて、グランドでドッジボールをすることにしたり、
先生の得意なお話(耳なしほういちの話とか、青の洞門の話とか、先生が
読んだ本の語り)をしてくれました。
ぼくたちのことをしっかり見ていてくれる先生でした。

投稿: tom | 2006/12/11 20:31

水晶とダイヤは どちらも 四月の誕生石なんだって

似てるといえば 似てるけど いいかげんだよね
空しく プレゼントした覚えがあります

石には 興味がない感じがしていますが
オパールと ダイヤの ネクタイピン 持ってるです
ダイヤのほうは 吹けば飛ぶような ちびダイヤ
披露宴の出席のときなど つけてゆくことありますが
さいきん 見かけない どこにしまってあるのやら


そういえば オパールは 好きかも
乳白色の中に ほんとに虹色に
斑紋が浮き出て 神秘的

EOSのレンズで 50mm F1.0という お化けみたいなの
もっていたことがあります
覗き込むと 深い 透明な泉みないな
吸い込まれる感覚が ありました
人工の石・・・レンズが わたしは 好き

投稿: 九龍公 | 2006/12/11 21:08

○tomさん

そんな、小学校のセンセになりたかったです(笑)

○九龍公さん

こんな(↓)鉱物データベースを作っているイチロは、ハッキリ言っておバカですね。

1、分 類:珪酸鉱物
2、鉱物名:蛋白石
3、フリガナ :たんぱくせき
4、別 名:オパール
5、英 名:Opal
6、産 状:火成岩または堆積岩中のすき間を分泌充填したり、堆積岩中に埋没した樹幹や動物の遺骸を交代したり、温泉の沈澱物となるなど各種の産状。いずれにせよ熱水の関係がある。
7、特 徴:非晶質。球果状・葡萄状・鍾乳状等の集合体か小球状。劈開ナシ。断口は貝殻状。成分中には10%位までの水分を含む。ガラス光沢。
8、類似岩:瑪瑙
9、色  :無色・黄・褐・緑・灰・青等の淡色から不純物による濃色まで各種。しばしば乳白色。虹色の美しい遊色を示すものあり。透明ないし半透明。赤。
11、比 重:5~6(6~7)
10、硬 度:1.9~2.2
12、結晶系:非晶質
13、化学式:SiO2・nH2O
14、産 地:
15、その他:独特の光は膠質珪酸が凝結固化する時、収縮して生じたヒビに光線が乱反射するため。→ シリカ

>EOSのレンズで 50mm F1.0という お化けみたいなの
もっていたことがあります

九龍公さん。スゴイスゴイ! F1.2だって使ったことない(^^;)
でも水晶の中でも「日本式双晶」っていう平らな水晶があるんだけど、それは確か、磨かれて徳川家康だったか誰かのメガネのレンズに使われました。

投稿: イチロ | 2006/12/11 21:44

■九龍公さん。スゴイスゴイ! F1.2だって使ったことない(^^;)

むずかしい むずかしい。ぜんぜん使いこなせず
 
  ピントはあわないし 不思議なフレア 出まくりだし

速攻で 売り飛ばしたレンズでした

まったく 身の丈にあっておりませんでしたの

投稿: 九龍公(レンズのこと) | 2006/12/11 22:28

でもさ、覗いた時どんな感じだったの?

フレア出まくりでも、明るいって、それだけでいいじゃん?

1.0なんて信じらんないです。2.8位まで絞ったら良い写真撮れたんじゃないかなって・・・。

今のキャノンのEOS一眼デジカメは、ピント合わせが苦手なんですよ(キャノン30D)。ニコンの方がピンが合いやすいです。

投稿: イチロ | 2006/12/11 22:47

私は誕生石が紫水晶なのですが、

イチロさん、鉱物データベースがあったら是非教えてください。
知りたい!

投稿: 惠莉 | 2006/12/11 23:39

惠莉さん

「鉱物」と「岩石」の個人的データベース(興味のあるもののみをまとめたものです)がありますので、夜にでもお送りしますね(^^)

ワードの文書にして35ページあります。一太郎の文書をコピーしました。

紫水晶(アメジスト)は二酸化珪素でできた「水晶」の一種ですので、ひとつの鉱物名でではないため項目名にはなっていません。「水晶」の所をみてくださいね(^^) ではでは。

投稿: イチロ→惠莉さん | 2006/12/12 16:16

 紫水晶がアメジストだとイチロさんなら分かると思っていました。

>「水晶」の一種ですので、ひとつの鉱物名でではない~

 “の一種”というところが既に分かりません・・・(T_T)。
 「水晶」のところを見れば良いのですね。

 一太郎もワードもどちらも開けますけれど、わざわざワードにコピーしてくださったのですね。凄っ!!ありがとうございます(^_^)。

 それも35ページもですか・・・・・・、再び凄っ!!
 届くのを待っています、本当に感謝です~☆

投稿: 惠莉 | 2006/12/12 20:55

 再びすみません。
 さっそく届きました。ありがとうございます(;_;)。

 「水晶」の“一種”という意味がよくわかりました。

 それにこれはご自分で作成された「鉱物のデータベース」だということですが、本業の他にこんなにすごいことをされていたのですね。
 ここまで詳しく調べるとは趣味の範囲を超えていると感じたのと、印刷をしてしっかり読みましたが、もうここまでくると「考古学の本」のようです。イチロさんの“追求の結晶”のような深い思いすら感じ、大事に保管しておきたいと思いました。

 すごすぎます!
 貴重なものを本当にありがとう!! 

投稿: 惠莉→イチロさん | 2006/12/12 22:45

宝石に縁のないIchiroです。

国境の町 メーサイに行ったことがある。

 タイとミャンマーの国境で橋を隔てたらミャンマー(昔の名前でビルマ)である。その地は色々な宝石が産出するのだそうだ。怪しげな店がタクサンあり、女店員が、宝石を燃やしたり?、傷つけたりしてほんものであることを強調したいたが、買う気にはならなかった。今考えると騙されもいいから買ったらいい記念になったかなあ。

 日本政府が戦時発行した、紙幣(軍票)を売っていたので、値切って買ったが、日本に帰って調べたら、1枚100円とある。高く買ってしまったかなあ。パーツは当時4円くらいであった。

 その旅行の最後は山岳民族のアカ族の家庭訪問で、若い17歳くらいの女性と25歳くらいの女性が麻薬を吸っていた。勿論撮影禁止である。同行のオーストラリアのおっちゃんが麻薬を欲しがったが、ガイドはうまく断ってしまった。平成2年の話である。

投稿: Ichiro | 2006/12/13 05:30

きのう 地元スーパーの入り口広場で
琥珀 印鑑材 紫水晶などを売ってました
DVD屋さんになったり 洋服を売っていたりする 一種の露天コーナー

イチロさんの記事を思い出しながら 眺めていたら
直径10センチくらいの水晶玉に 39000円の値札が付いていた
おやじ「半額にするよ 運気が上がるよ」
わたし「ずいぶん 安いね どういうものなの?」
おやじ「溶解水晶。研磨して出た粉を溶かして固める」

きれいだったし 心惹かれましたが またの機会にと。

投稿: 九龍公 | 2006/12/13 08:26

 また「Dr.コトー診療所」を見ていたのですが・・・。
 ドラマだということを前提に書きます。
 コトー先生って、人並みはずれた名医なのに、私が行った数々の大学病院の先生方と一つ大きく違うんです。
 人(患者)のこころを“一番に”大事にするところが・・・。
 人それぞれ違う症状を持った患者の立場に立った目線が・・・。

  以下は私の長年の経験です。 
 技術は確かに高い方が良いに越した事はないのでしょう。でもどこか氷のように無機質なのです。特に大きな大学病院になればなるほどです。
 大体の病院の先生方にとって患者という存在は、多くの病人のうちの通りすがりの一人に過ぎないと感じずにはいられませんでした。時間に追われ、
 行く度にカルテを見ないと、その人の顔も名前も病名も思い出せない。
 最悪の場合は「君、何で来たんだっけ?」などと言う先生も居ます。
 予約の時間に行っても2時間待たせた結果「学会に出る時間だから、それが終わるまで見られません。」と又2時間待たされたこともあります。
 他にも、予約から3時間待って、幾ら何でも遅すぎて待つことに体がもたなくなった私は「受付」に行き、「〇〇先生の診察はあとどれ位かかるでしょう?」と聞いたところ、「は?聞いてませんでしたか?〇〇先生は先月で辞められましたけど・・・。他の患者さんには皆話したはずですけれど聞いてません?」と言われ、私の病気に全く知識のない先生に回され「この病気、聞いたこともないんだけど。」と厄介そうに看護婦さんの顔を見て「何か検査でもしとけばいいかな?」と看護婦に同意を求める情けない現実でした。
 結局、尿検査と血液検査をしましたが、血液検査には実にたくさんの項目があり、その病気に適した検査の項目を選ぶのが医者としての仕事でもありますが、その時「どの項目を検査したらいいのか知ってる?」とまた看護婦に聞くのです。先生が知らないのに看護婦が知っている訳がありません。
 そして、最後に言った言葉が「分からないからもういいや、お金かかるけど、全部の項目を検査しちゃえば“問題も起こらないしね“。それでいいいや。」と看護婦に「全検査」と書いたカルテを無造作に渡し、「じゃ、次の患者が居るから君はもういいから。」と診察室を半強制的に追い出されました。
 その日、検査料だけで8千円も取られて帰ってきました。
 当然、次回に検査結果を聞きに行き、その日限りでその病院に行くのを辞めた事はいうまでもありません。

  本題に戻ります。
 コトー先生、人の事は自分のことのように、いえ、自分以上のことのように真摯に受け止め、プロの自覚を持って自分と闘いながら本当に必死に治します。その姿は真剣そのもので、そして勇ましい・・・。
 元々人並みはずれた名医であるというのに、普段それを他人に自慢することも全くなく、とにかく患者を治すこと(心身含めて)に対して、とても謙虚な人柄です。
 ただ、自分の個人的のこととなるとめっぽう奥手で、普段患者さんを診ているときとは大違いな程に咄嗟の決断と行動が取れないのです。

 それが今日の放送で、自分が“個人的に大事に思う人”のことに、
 「自分が後悔しない道を決断し、またそれを行動に移した」ということが、
 医者という枠をちゃんと保ちつつも、一人の人間として、また、一人の男性としてコトー先生が今までに“超えられなかった壁“を“自分自身で打ち破った“ように見え、その姿はまるで、「しとやかなほどの輝き」に見えました。

 こんな先生にオペ(又は治療)をして頂けるのであれば、例え結果が失敗に終わり、最悪の場合命を落としたとしても私も「後悔はない。」とハッキリと言えます。 

投稿: 惠莉 | 2006/12/15 00:09

残念ながら、とんでもない医者が多いですね。

教員もそうですが、今日は何でも「商売」です。病気の腎臓を他人に移植する医者がいる位です。ホント暗澹たる気分になります。

その病院の医師も最低なら、看護師もなんともお粗末すぎます。「他の患者さんには皆話したはずですけれど聞いてません?」はないだろう!って感じです。一人一人に相対して接するのが基本であって「患者」と十把一絡げでひっくくる在り方から医療は成り立たないはずなのに、そんなことが分かっていないというか、見失っているのですね。

心のある医者や人間は、もうドラマの中にしかいないのでしょうか?

投稿: イチロ | 2006/12/15 12:02

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